たばこには様々な化学物質が含まれていて、発がん性のあるものもあることがわかっています。
世界中で禁煙の重要性が認識されており、がんや呼吸器疾患を始めとした病気の発症率を下げるために禁煙が大切になります。
日本でも医療機関において禁煙内科が設置されているところが増えており、外来率を高めることでたばこを止めれる人を増やせるようにしています。
たばこの害への意識が高まっていることもって、禁煙内科への外来率は増加している傾向にあります。
禁煙内科を受診することでたばこを止めれる確率が高くなると言われており、外来率を引き上げることがたばこによる病気のリスクを減らすことにつながります。
禁煙内科では厚生労働省の認可を受けている、禁煙補助剤のチャンピックスの処方が行われています。
たばこを止めるための治療法としては、ニコチンを含んでいるニコチンガムやパッチを使用する方法も活用できますし、心理療法や運動療法などによって改善させることも可能です。
様々な禁煙の方法を試みたにも関わらず、達成できなかったときにはチャンピックスを服用することが推奨されており、禁煙を妨げる最大の要因であるニコチンによる離脱症状を軽減させる効果が得られます。
たばこを止めることによって、たばこへの切望感が高まることや、集中力が減ること、イライラすること、眠気や吐き気、頭痛などの症状に悩まされる場合があります。
これらの離脱症状はニコチンの摂取を止めたこととされていますが、チャンピックスを服用することで、ニコチンに代わって神経伝達物質の放出を行いますので、症状を軽くすることができます。
チャンピックスの服用を12週間継続することによって、高い禁煙達成率を実現できています。
様々なSNSで話題になったザイバン
SNSで話題の禁煙治療薬の一つに「ザイバン」があります。
これは、海外では一般的ですが、日本では未承認の治療薬です。
海外では10年以上も前から使用されている治療薬で、ニコチンは含まれてはいません。
もともとはうつ病の治療薬として処方されていましたが、その薬を処方された人が禁煙に成功させていったため偶然に発見された作用です。
長期的な効果は、ニコチンパッチの約2倍の効果があるとも言われています。
さらに、禁煙による体重の増加を最小限に抑えることが出来る働きも指摘されています。
ザイバンには、いくつかのジェネリック医薬品があり、使い方によっては安価に使用することが出来ます。
ただし、先程も記述しましたが、日本では未承認の薬であるため、手に入れるためには個人輸入などで購入する必要があります。
服用方法としては、噛まずに飲み込むということがあります。
1日2錠服用する場合には、服用間隔を8時間以上開ける必要があります。
費用をかけずに禁煙をしたい、なかなか医療機関を受診するのが難しいという人にザイバンはオススメです。
副作用として、口の渇き、睡眠困難があります。
もし、体調に変化があった場合には、医療機関を受診するようにしましょう。
紙巻とグルメ家でも禁煙を実現できるニコレット
グルメにこだわりのある人にとって味覚は重要なものであり、長年にわたって味覚を築き上げてきた人も少なくありません。
タバコを吸うと味覚が鈍化してしまうことが知られているものの、タバコを吸うグルメ家もいるのが事実です。
タバコを吸わない人からすると舌が鈍化してしまっていて正確な味はわからないと言ってしまいがちですが、人は順応する能力があるため、タバコを吸う人は吸う人なりの味覚をもってグルメを楽しんでいるというのが実情です。
多くの喫煙者が愛用しているのは紙巻タバコですが、紙巻の場合には紙の味がしたり、紙の焼ける香りがしてしまったりすることを嫌うタバコグルメの人もいるのが事実です。
そういった人は紙巻タバコではなくパイプを好むといった嗜好を持つのが特徴的となっています。
そういう人にとってはますますタバコはやめがたいものになりますが、健康のことを考えて諦めざるをえない状況に立たされてしまうことも少なくありません。
タバコの吸い方にすらこだわりをもつような愛煙家の場合にはニコチン依存症を生じてしまっていることが多く、やめるのも一筋縄ではないのです。
そういったときに活用できるのがニコレットです。
ニコレットはガムとして使用することによってニコチンを摂取することができるため、タバコをやめながらもニコチンによる刺激を得ることが可能になります。
そのため、ニコレットを使用することによって、タバコを吸うことをやめるという段階と、ニコチン依存症から脱却する段階との二つの段階に分けて禁煙を行っていくことができます。
愛煙家にとってはそれぞれが大きなハードルとなることから、二つに分けることができると禁煙を実現できる可能性が高まるのです。